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6月7日近況報告 「決断の時」

現在チリの首都サンティアゴに戻ってきています。バイクが届くのを待っています。

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ねずみさんとぐったりしてます。山に雪積もっちゃってるよ・・・

時間は2週間さかのぼり
アタカマ砂漠で有名なサンペドロ・デ・アタカマというオアシスの町に閉じ込められていました。
この町から出れないよ~!!!
到着するや砂嵐に見舞われ、次に雪が降り積もり最後にはバイクのエンジンがかからなくなってしまいました。
砂漠に積もる雪というのもおつなものですが
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GSの動かなくなる原因で多いのがバッテリートラブルとよく耳にします。それは大量に電気を使うバイクだからです(笑)

僕だけ単身で24時間バスに揺られサンティアゴに戻りバッテリーを買って3000キロかけてアユミとバイクの待つアタカマに戻ってこようと考えていました。

そもそもバッテリーの問題なのかな?

症状を説明するとその日は明日ウユニ塩湖に向かうにあたっての準備日。
ちょっと時間ができた僕は一人で近くのオフロードに走りにいきました。

宿から2キロ先位のちょっと深めの川を渡っていると川を渡りきるちょっと手前でいきなりエンジンがストップ、慌ててエンジンを再始動するもセルが回らない。

通りかかった人にも助けられて川からは脱出。
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何度もスターターボタンを押すもセルが回らない、カチッ、カチッと音がするだけ、これはバッテリーが弱まるとよく起こる症状、けど南米に来る前にこうならないようにスペインでバッテリーを交換したばかり・・・発電系に問題があるのかな・・・

とにかく自分ができそうなことを、あれやこれや、とやってみる、素人の自分が現場でできることなんてたかがしれてる。
「そういえば昨日の朝めずらしくエンジンのかかりが悪かった・・・」

気が付くと日が傾いて山間に沈もうとしている。とにかく宿に戻らなきゃ、砂漠は昼間は暑くても日がなくなると凍えるほど寒い。
・・・でもどうしよう、町はずれの宿はすぐそこでも川を渡らないと帰れない、もちろん重いバイクを押して川を渡るなんて無理。
こんな時、バイクの整備は素人でも、人に助けてもらう事にかけては自信がある。
通りかかったトラックに頼み込んで重いバイクを荷台に積み込み、車で川を渡ってもらった。
(急いでたのにありがとうございました!!)

翌日、宿の人に聞いて車の修理工場?みたいな小屋に連れて行ってもらいバッテリーを5時間充電、でもセルが動かない。
宿の人の125ccのバイクのバッテリーを繋いでも無理、近所の人の車のバッテリーからつないでも無理・・・問題はバッテリーではないのかな?

アタカマは砂漠を売りにした観光地。BMWのレンタルバイクがあり、そこの技術者の人が宿までバイクの様子を見に来てくれることになりました。
ブースターでバイクのエンジンをかけようとするもやはりかからない・・・。
「これはサンティアゴに持ってかなきゃだめだ」といわれました。
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あくる日セルモーターを外してみると、エンジン側のギアの歯が折れています。どうやらエンジン内部の何らかの原因でギアがロックされている様子。
セルはそのギアをなんとか回そうとして歯が折れてしまったようです。

シーケンス 01_14
これは本格的にマズイ・・・

バイクをサンティアゴに輸送するにしても100キロ先のカラマという世界遺産の銅山が有名な割かし大きい街を経由しなければならない。来る途中でカラマに滞在した際、YAMAHAショップをみつけていました、でも中はKTMだらけ(笑) (HONDAショップもありました。)
ついでにそこでバイクを診てもらおうと、宿のオーナーに5000千円位でバイクと僕達二人をカラマの町に送ってもらった。
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バイクショップに着くやコイツと世界中を旅してきたんだとチーフエンジニアに伝えるとやる気満々、二日間自分のバイクに付きっきりで診てくれました。その間他のバイクほったらかし、しかも工賃も受け取らない、しまいにはオーナーに怒られてました。

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しかし残念ながらバイクのエンジンがかかる事はありませんでした。
そこのバイク屋で2万円でサンティアゴのBMWディーラーにバイクを送ってもらえることになりました。

その間わかったことはエンジン内部に水がたまっていた事。オイルを出すとクリーム色になっていました。(エンジンののぞき窓からは黒かったのに)

僕はアタカマで2度ほど単独でオフロードを走りに行きました。その時ちょっと深めの膝くらいの深さの川を渡りました。その時にどうやら水がエンジン内部に入ってしまった様子。

・・・モンゴルではもっと深い河を渡っても平気だったし、その後も4000メートル級の山々を走って温泉に入って来たし、アタカマの銀河も観に行ったし・・・2度目の時に何かを噛みこんでしまったのか・・・
まあ、ウユニに塩湖へのダート走行に出発してしまう前のトラブルで良かったのかな。

輸入品の高い南米で修理をすることを考える。
中米ではお金で安全を確保しなければならない・・・沢山の選択肢があるけど、決断の時かなぁ

とても残念だけど僕達のバイクの旅はここまでの様です。

カラマのバイク屋で荒療治して直らなければと決めていた事です。

バイクで世界を周っているとそれが人生のすべてであるような感覚になることがあります。それほどバイクの旅は楽しく美しく中毒性があります。

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毎日数百キロ走っても、良さそうな道をみつければ走りに行ってみたくなってしまいます。そこには素晴らしい何かが待っているに違いない・・・

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しかし、当たり前の話ではあるのだけれど人生はまだまだ続くだろうし日本での社会生活も待っています。
わかっていても宿の庭からアンデスの山々を見ていると中々、次来ればいいじゃないかという気持ちになれません。
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何に関してもこれが最後という感覚を大切にしてきた・・・

タンデムの旅としてはこれ以上にないという位満足しています。想えば二人でずいぶん遠くまでまで来ました。
ゴール地点をアラスカとしましたが、それ自体にはたいした意味はないのです。できればずっと走っていたいですから・・・
2人で沢山の事を乗り切って来れたし、お互い成長してきました。バイクのトラブルよりも、何よりも2人の旅の形を探すことの方が何倍も困難で意味のある事でした。

これから帰国に向けての準備も進めなければなりません。壊れているけど相棒を置き去りにできないしね(笑)

日本を出発して約6万キロまだまだ走りたりないよ~!!!(涙)・・・もしかしてこの感覚って永遠に続くのかな・・・それはそれでヤバいな。。。

※リアルタイムで様々な事を発信していきたかったのですが、
事件は現場で起きてんだよ!!状態の連続でブログの更新すら滞る現状・・・色々御察しくださいませ(笑)
膨大な撮影データは残っているので今後外に向けられる状態にできればと考えています。旅の記録も落ち着いたら徐々に発信して行く予定です。

2人の旅を応援して下さった世界の皆様、心からありがとうございます。僕たちは愛する故郷日本・福島・茨城に帰ります。あなた達の笑顔は死ぬまでわすれません。

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We will never forget your smiles forever, and are going back to our
hometowns Fukushima and Ibaraki in Japan where we deeply love from our heart.
We deeply appreciate your support our journey all around the world.


2014-06-26 | Posted in BLOG, name, チリ5 Comments » 

コメント5件

 ヒロコ | 2014.06.26 11:58

お疲れ様。
ふたりの旅を思う存分味わったね。

人生は長いよ、また旅立つときが来るかもしれない。
旅よりも、もっと大切なモノを見つけるかもしれない。

どちらにしても、ずっとふたりらしくいられたら、
きっと大丈夫♡

帰国したら、ゆっくり飲みましょう。
最後まで気を抜かないように、体調に気を付けてね。

 りゅうちゅん | 2014.06.27 1:48

こんな時は、なんて声を掛けていいのかわかりません…
とにかく、御二人が五体満足で帰るということで、ひとまず良かったのだと思います。
因みに、いつごろ日本に戻りますか?日程が合うならゴハンでも御一緒しましょう^^

 name | 2014.06.27 2:29

ヒロコさんありがとうございます。
ヒロコさんと話したいことが沢山あります。
帰国したら遊びにいきます。

 name | 2014.06.27 2:33

りゅうちゅんさんゴハンと言わずガンガン飲みましょう!自分は殆どアルコールが飲めませんが(笑)
とりあえず8月11日のフライトを予約しました。

 Johnie | 2016.07.25 7:03

Super inivomatfre writing; keep it up.

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